戦争というものは「何の恨みつらみもない兵隊同士の殺し合い」
足立 武男 (奈良市傷痍軍人会副会長)
私、大正12年3月大阪生まれでございます。
昭和16年の太平洋戦争が始まる前に、奈良に来まして、母親が奈良の京終の出身で、昭和16年に元興寺町に参りまして、現在までずっと奈良に住んでいます。
65年間、奈良市民です。
私が「 ルソン島戦 を語る」という大きな題を頂戴したわけですが、じつのところ、一兵士として、ルソン島のアメリカ軍が昭和20年1月9日に リンガエン湾 に、上陸してきたときに戦車隊の兵として戦ったわけでございます。
しかし、もうこれ、戦う前から負けた。戦意喪失しました。
というのは、アメリカ軍は水陸両用戦車、現在のダンプカーより大きなタンクローリーのような戦車が海を泳いでくるのにびっくりしてしもうて、戦う前から「あかんわい」と、実のところ、戦意を喪失したわけでです。
アメリカと戦う前から戦力の違いをまざまざと見せられたわけです。
しかし、われわれも、日本では有名な兵庫県青野ヶ原の戦車部隊なので負けてもいいから戦おうということで、 板垣陸軍大隊長少佐 のもとで必死で戦った。
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この日の講演にむけ、奈良市長との懇談などに取り組みました。足立さんの熱のこもった
講演、タイトルにもしました「戦争というものは「何の恨みつらみもない兵隊同士の殺し合い」」
のくだりは今も耳から離れません。
戦争体験をずっと語り継ぎたいものです。(admin)
2006.6.29 あやめ池学園南九条の会 講演より